スクラッチで自分のスタジオを作ろう(マネージャー・キュレーターの役割を学ぼう)

スクラッチの基礎

スクラッチスタジオとは?

まず、スタジオを作ることにどういう目的があるのかを理解しましょう。まずはスクラッチにどのようなスタジオがあるのか、調べてみるところからはじめましょう。
例えば、こちらのスタジオは”Great Games Studio ゲームスタジオ”というスタジオ名でクオリティーの高いゲームを集めることを目的としたスタジオで、色々な人が作った100以上のプロジェクトがまとめられています。
(※2021年7月時点)
Great Games Studio ゲームスタジオ

スクラッチで自分のスタジオを作ろう(マネージャー・キュレーターの役割を学ぼう)

そして、このスタジオはどのようにしてクオリティーの高いゲームを集めているのでしょうか。”キュレーター”というタブを開いてみてください。そうすると、以下のように、”マネージャー””キュレーター”という二つのランクがあります。このスタジオはyj686さんがマネージャーで、その他に20人以上のキュレーターがいらっしゃいます。

スクラッチで自分のスタジオを作ろう(マネージャー・キュレーターの役割を学ぼう)


マネージャーはキュレーターを招待したり、削除したりする権利があり、キュレーターはこのスタジオに作品を追加することができます。そして、このゲームは追加したほうがいいんじゃないか、とか削除したほうがいいんじゃないか、とか、私をキュレーターに加えてください、など、様々な意見交換はコメントを通じて行われます。

スクラッチで自分のスタジオを作ろう(マネージャー・キュレーターの役割を学ぼう)

このように”テーマ”をしぼってスタジオを作る場合もあれば、学校や学習塾、大学のゼミなどでは、生徒のプロジェクトを指定のスタジオに追加することで提出とするような使い方もよくみられます。
ICTスクールNELオンライン(生徒用)
キッズ・プログラミングスクール

スタジオを作成する

では、実際にスタジオの作り方を説明していきます。私はkanettというscratchユーザ名で活動していますが、”私の作品”では公開されているもの・されてないもの、試作品・完成品が乱雑で整理されてなかったので、ブログ用のスタジオを作ることにします。私の作品の右上に”新しいスタジオ”というボタンがあるので、そこからスタジオ作成を開始します。

スクラッチで自分のスタジオを作ろう(マネージャー・キュレーターの役割を学ぼう)

以下のように新しいスタジオを作成する画面が出てきます。スタジオ名とサムネイルを変更し、プロジェクトを追加していきます。

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プロジェクトを追加する方法は3つあります。
一つ目はURLで追加です。追加したいプロジェクトのURLを貼り付けます。

スクラッチで自分のスタジオを作ろう(マネージャー・キュレーターの役割を学ぼう)

二つ目は”私の作品”から追加する方法です。以下のように追加したい作品の右側の”追加”ボタンを押してスタジオを選択して追加します。

スクラッチで自分のスタジオを作ろう(マネージャー・キュレーターの役割を学ぼう)
スクラッチで自分のスタジオを作ろう(マネージャー・キュレーターの役割を学ぼう)

最後、三つ目はプロジェクトのページの右下の”スタジオに追加する”ボタンから追加する方法です。

スクラッチで自分のスタジオを作ろう(マネージャー・キュレーターの役割を学ぼう)

これを繰り返し、スタジオを完成させます。とりあえず19個のプロジェクトをこのスタジオに追加しました。

キュレーターを追加する

次にキュレーターを追加していきます。キュレーターは同じテーマで取り組んでいる人や、友達教室の生徒などになります。まずはスタジオ上部の”キュレーター”のタブを押します。

スクラッチで自分のスタジオを作ろう(マネージャー・キュレーターの役割を学ぼう)

すると、以下のように、マネージャーがkanettつまり自分自身になっているのが分かります。そして、その下にキュレーターを招待の項目がありますので、そこに招待したい人のScratchユーザ名を記載し、招待のボタンを押します。

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スクラッチで自分のスタジオを作ろう(マネージャー・キュレーターの役割を学ぼう)

すると、招待されたユーザのメッセージボックスに招待メッセージが届きます。メッセージに記載してある”スタジオのキュレータータブ”のリンクを踏んでください。

スクラッチで自分のスタジオを作ろう(マネージャー・キュレーターの役割を学ぼう)

すると、このスタジオのキューターに招待されましたというメッセージが出てくるので”招待を受ける”のボタンを押して、キュレーターになります。

スクラッチで自分のスタジオを作ろう(マネージャー・キュレーターの役割を学ぼう)

そうすると、以下のようにキュレーターが追加されます。キュレーターになると、自由に作品をスタジオに追加していくことができます。

スクラッチで自分のスタジオを作ろう(マネージャー・キュレーターの役割を学ぼう)

キュレーターはマネージャーの一存で、削除をすることもできるし昇格することもできます。
昇格するというのは、マネージャーになるということです。マネージャーになるとキュレーターを加えたり作品を削除したり、と管理者と同等の権限を持つことになりますので、注意が必要です。

学校の先生などが共同でスタジオを運営する場合などは非常に便利な機能です。

スクラッチで自分のスタジオを作ろう(マネージャー・キュレーターの役割を学ぼう)
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誰でもプロジェクトを追加できるようにする

スタジオには”誰でもプロジェクトを追加できるようにする”というボタンがついています。これをONにすると、キュレーターではないユーザでもスタジオにプロジェクトを追加できるようになります。誰でもいいのでテーマにあったプロジェクトを募集したい、という場合はONにするのも良いと思いますが、スタジオが荒らされてしまう可能性があるので、個人的にはあまりお勧めはできません。

スクラッチで自分のスタジオを作ろう(マネージャー・キュレーターの役割を学ぼう)

今回作成したスタジオは以下からアクセス可能ですので参考にしてください。
ビンゴおじさんのスクラッチ教室