今回つくるゲーム
難易度
今回はスクラッチで脳トレゲーム(プラスナンバー)を作っていきます。盤面に表示された数字を足していって、カードと同じ数字になるようにします。盤面に数字を並べて、それぞれの動きを制御します。そのために、それぞれのクローンに番号を振っていきます。この考え方は少し複雑ですが、ゲームを作るうえでとても大切な考え方なので是非マスターしてください。
まずは実際にゲームをプレイしてみてください。
はじめに
まず、以下をリミックスしてください
こちらにはゲームを作るのに必要な素材が揃っています。
![](https://i0.wp.com/bingo-ojisan.xyz/wp-content/uploads/2022/05/スクリーンショット-2022-05-02-13.43.32-1024x562.png?resize=1024%2C562&ssl=1)
盤面に数字を並べる
まずは盤面に数字を並べていきます。盤面の並べ方の考え方は以下の通りです。左上(x:-195,y:)からはじまりマスを10列×10行に並べていきます。マス同士の間隔は全て30にしています。
![](https://i1.wp.com/bingo-ojisan.xyz/wp-content/uploads/2022/05/スクリーンショット-2022-05-02-21.46.39.png?resize=618%2C516&ssl=1)
また、すべてのマスに番号をつけておいて、それぞれのマスを制御できるようにします。
![](https://i0.wp.com/bingo-ojisan.xyz/wp-content/uploads/2022/05/スクリーンショット-2022-05-02-23.25.18.png?resize=618%2C516&ssl=1)
これをコードに書くと以下の通りになります。
![](https://i0.wp.com/bingo-ojisan.xyz/wp-content/uploads/2022/05/スクリーンショット-2022-05-02-13.47.57.png?resize=853%2C645&ssl=1)
このコードを書く上で2点注意があります。数字を並べるのブロック定義は”画面を再描画せずに実行する”にチェックを入れ、マス番号の変数は”このスプライトのみ”にチェクを入れるようにします。
![](https://i1.wp.com/bingo-ojisan.xyz/wp-content/uploads/2022/05/スクリーンショット-2022-05-02-13.57.29.png?resize=704%2C551&ssl=1)
![](https://i2.wp.com/bingo-ojisan.xyz/wp-content/uploads/2022/05/スクリーンショット-2022-05-02-23.33.26.png?resize=374%2C397&ssl=1)
では実際にを押してマスを並べてみましょう。以下のように並べば成功です。
合計値を計算する
今回のゲームでは押したマス目の数値を足し上げていきます。x2のマスを押した時はそれまで足し合わせた数値に対して2倍します。
![](https://i1.wp.com/bingo-ojisan.xyz/wp-content/uploads/2022/05/スクリーンショット-2022-05-03-0.03.40.png?resize=662%2C397&ssl=1)
また、押されたマス番号というリストを作成し、押されたマス番号を格納していきます。
数字のスプライトに以下のコードを追加していきます。
![](https://i1.wp.com/bingo-ojisan.xyz/wp-content/uploads/2022/05/スクリーンショット-2022-05-02-14.15.43.png?resize=852%2C372&ssl=1)
押されたマス番号のリストと合計の変数にチェックを入れて、動きを確かめてみましょう。以下のようにリストにマス番号が溜まっていき、合計が表示されていけば成功です。
正解・不正解を判定する
次に、押されたマスの合計が右に表示されるカードの値と一致するかを判定していきます。
この時点ではカードのコスチュームは10を選択しておくようにしましょう。
合計がカードの値(=コスチューム名)と一致したら正解となり、押されたマス番号のリストに入っている番号のマスがピカピカと光って消えるようにします。これができるのが、マス番号をそれぞれのクローンにつけていた効果です。
![](https://i0.wp.com/bingo-ojisan.xyz/wp-content/uploads/2022/05/スクリーンショット-2022-05-02-14.19.11.png?resize=852%2C565&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/bingo-ojisan.xyz/wp-content/uploads/2022/05/スクリーンショット-2022-05-02-14.20.39.png?resize=852%2C565&ssl=1)
実際にプレイしてみましょう。以下のように10を作ってマスを消すことができれば成功です。
カードをシャッフルする
次にカードをシャッフルします。
カードのスプライトに移動して以下のコードを書きます。
正解を受け取るたびにカードを変えます。
![](https://i2.wp.com/bingo-ojisan.xyz/wp-content/uploads/2022/05/スクリーンショット-2022-05-02-14.25.39.png?resize=605%2C410&ssl=1)
得点と制限時間
最後に得点と制限時間を作っていきます。ゲーム管理のスプライトに移動して以下のコードを書きます。
得点は、数字を多く使った方が高くなり、x2を使うと倍の点数になります。
![](https://i0.wp.com/bingo-ojisan.xyz/wp-content/uploads/2022/05/スクリーンショット-2022-05-03-0.39.28.png?resize=567%2C401&ssl=1)
これをコードに書いていくと以下の通りです。
![](https://i0.wp.com/bingo-ojisan.xyz/wp-content/uploads/2022/05/スクリーンショット-2022-05-03-0.31.51.png?resize=845%2C634&ssl=1)
実際にプレイすると以下のようになり完成です。
すべてのコード
これですべてのプログラミングが完成です。
コードはこちらから確認できます。