今回つくるゲーム
難易度
今回はスクラッチで星のカービィのミニゲーム、「はたらく!ワドルディカフェ」風ゲームを作っていきます。お客さまのオーダーになるべく素早く対応して高い満足度を目指すゲームです。お客さまのオーダーが”だんだんはっきりと見えてくる”のがゲームの特徴ですが、今回はここを○○の効果で作っていきます。簡単なコードでクセになるゲームがつくれます。是非挑戦してください。
まずは実際にゲームをプレイしてみてください。左右矢印キーで商品の前に移動してスペースキーでお客様にお渡しします。
はじめに
まず、以下をリミックスしてください
こちらにはゲームを作るのに必要な素材がすべて含まれています。
お店全体をセッティング
まずはお店全体をセッティングしていきます。
お店全体がどういうレイヤーになっているかというと以下の通りです。
お店 ↓ ネコ ↓ 商品棚 ↓ 商品
まず”お店”のスプライトを最背面に設置します。
次に”商品棚”を最背面から2層手前に設置します(その間にネコが入ります)
そして、商品を配置する前に、ゲーム管理に以下のコードを書いて、が押されると「オーダーを受ける」のメッセージを送るようにしましょう
次に各商品のスプライトに移動して、以下のように”オーダーを受ける”と配置されるようにしましょう。
ネコの動きを作る
次にネコのコードを書いていきます。1つ1つの台にポジションを作って、ネコがどのポジションにいるかを常に把握するようにします。
左右の矢印キーでポジションが変わるようにします。コードは以下の通りです。
以下のように動けば成功です。ポジションの値が変わるのも確認しましょう。
商品の動きを作る
次に4つの商品それぞれのコードを書いていきます。スペースキーが押された時に、ネコが商品の目の前にいたら商品がお客様に渡されます。例えばポジション=3のときにスペースキーがおされるとケーキが飛んでいきます。
では、プレイしてみましょう。以下のようにスペースキーを押した時にネコの目の前の商品が飛んでいけば成功です。
オーダーする
次にお客様の注文を中央の吹き出しの中に表示していくようにします。実際のカービィのゲームでも、注文の内容ははじめは隠れていてだんだんと表示されてきますが、今回はそれをスクラッチにあるいろいろな効果で再現していきます。
オーダーのスプライトに以下のコードを書いていきます。コスチュームと表示パターンをランダムにします。表示パターンは1〜3でそれぞれ、幽霊・ピクセル・モザイクです。
では、実際にプレイしてみましょう。以下のように、商品と表示パターンがランダムになれば成功です。
ゲームを完成させる
では仕上げです。ゲーム管理のスプライトに以下のコードを書いていきます。
ゲームスタートの部分
まずゲームスタートの部分です。が押されてすぐにゲームが始まるのではなく、GOという表示が左から右に流れてからゲームがスタートします。
満足度と時間を変化させる
今回のゲームでは満足度と時間が常に変化します。ゲームがスタートすると満足度は100から、時間は60からだんだん減っていき、どちらかが0になるとゲーム終了です。(満足度は減るスピードがはやいですが正解すると復活します。その部分は次に解説します)
オーダーにあった商品を渡せているか判定する
最後に、オーダーにあった商品を渡せているかを判定するコードを書いていきます。つまり判定のメッセージを受け取った時、オーダーのコスチュームとポジションが一致していれば成功です。成功すると満足度が上がり、失敗すると一気に下がります。ただし、100よりは大きくならず、0より小さくならないようにします。
さいごに、それぞれの商品のコードに以下のように、スペースキーが押された時にゲーム中=1でないと商品を渡せないようにしていきましょう。
すべてのコード
これですべてのプログラミングは終了です。
すべてのコードはこちらから確認できます。