スクラッチでもぐらたたきゲームの作り方(中級-1)

もぐらたたきゲーム

今回つくるゲーム

難易度2 out of 5 stars

初級編に続き、ここでは

  • 音の設定
  • 制限時間の設定
  • スタートボタンの表示

などを行なっていきます。完成形はこちらですのでまずはプレイしてイメージをつかんでください。

準備

初級をクリアしていない人はまずこちらの記事を読んで作ってください
もぐらたたきゲームの作り方(初級)


もしくはこちらからリミックスしてください

ひょっこり動きを進化

まずはひょっこりした動きを進化させていきます。
初級ではおじさんが出てくるところまで作りましたが、土の中に戻していきましょう。
“コスチュームをコスチューム5にする”,“1秒待つ”
の下に
“コスチュームをコスチューム4にする”,“0.1秒待つ”
“コスチュームをコスチューム3にする”,“0.1秒待つ”
“コスチュームをコスチューム2にする”,“0.1秒待つ”
“コスチュームをコスチューム1にする”,“0.1秒待つ”
を付け加えていきます。

緑の旗を押してみてください。ひょっこり出てきたおじさんが土の中に戻っていくように見えます。


次に、出てくるおじさんの大きさをランダムにしていきます。
大きさを変えるには”大きさを100%にする”のブロックを使います。100%の部分を50%に変えると、大きさが半分になります。クローンが作成される度に大きさがランダムになるように
**%の**の部分に”50から100までの乱数”を入れます。

緑の旗を押してみると、大きさがランダムになって出てくるのがわかります。

次は音の設定をしていきましょう

音を設定する

まずおじさんが叩かれたときの音を設定します。
”音”のタブをクリックして、左下に出てくるメガホンマークにカーソルをあわせて
下から二番目の”音を選ぶ”をクリックしてください。

すると、このように、音の一覧がでてきます。
今回は”声”のタブにある”Ya”を選択します。

再生ボタンにカーソルをあわせると音が聞けるので、どんな音があるのか調べてみるのも良いと思います。”Ya”をクリックすると、このように音が追加されます。

では、おじさんが叩かれたときに”Ya”の音がなるようにしましょう。
”コード”のタブに戻って下のように、”Yaの音を鳴らす”のブロックを”このスプライトが押されたとき”に追加します。

緑の旗をクリックしてゲームをしてみてください。おじさんを叩くと”Ya”の音が鳴るのが分かります。

さらにBGMも設定していきます。BGMは”背景”に設定するのがオススメです
”背景”のコードを以下のように組んでみてください。
今回BGMは”ループ”のカテゴリ内の”Bossa Nova”を選択しています。

”終わるまでBossa Novaの音を鳴らす””ずっと”で挟み込むことで、音がループし、BGMのようになります。

時間制限を設定する

よくあるもぐら叩きゲームでは、時間制限が設定されています。このゲームも制限時間になるとゲームが終了するようなプログラムに変えていきます。

まず、”自分自身のクローンを作る”を10回繰り返していましたが、そこを”ずっと”に変更します

緑の旗を押すとずっとおじさんが現れてくるのがわかります。
途中で止めるには旗の横の赤色のボタンをクリックしてください。

次に制限時間をつくるために”のこり時間”という変数を新たに作ります
変数の作り方に関してはこちらの記事を参考にしてください

ここからカウントダウンを作っていきますが、”おじさん1”のスプライトではなく、”背景”で作業を行なっていきます。BGMに関してもそうでしたが、ゲーム全体にかかわるようなコードは”背景”に書いていくことをおすすめします。(絶対ではないです。書き方に正解はたくさんあります)

下の図のようにコードを書いてください。
のこり時間を20にするというのは制限時間を20秒にするということです。
そして、1秒ごとにのこり時間が1づつ減っていって、のこり時間が1より小さくなる(つまり0になる)と”すべてを止める”指示が走り、おじさんが出てくる動きも止まります。

また、現在スコアをリセットするのが”おじさん1”のスプライトに書かれていますが、”背景”に移動させておきましょう。これも絶対ではありませんが、その方がきれいなコードと言えます。

スタートボタンを作る

これまではゲームを開始するのに緑の旗を押していましたが、よりゲームっぽくするためにスタートボタンと、リスタートボタンを作って、繰り返しゲームを楽しめるようにしましょう。

まず、スタートボタンを作りましょう。スタートボタン用の新しいスプライトを作ります。
右下の猫マークにカーソルを合わせ、”描く”をクリックしてください。

スタートのボタンを作っていきます。
四角を作って、角を丸くしていって、スタートの文字を打ち込みます。絵を描くのは慣れですのでいろいろと使ってみてください。
ここで、必ず右下のエリアにある”x””y”をどちらも0にしておきましょう。そうすることでボタンが中心にきます。場所を中心からずらしたいときは、x・yの値を変更するかボタンをドラッグして画面上で移動させてください。

スプライトの名前が”スプライト1”になっていますが、”スタートボタン”に変更しましょう。

緑の旗が押されると、”スタート”ボタンが表示されて、”スコア”と”のこり時間”は非表示になるようにしましょう

スタートボタンの表示は”スタート”のスプライトで、スコアとのこり時間の非表示は背景で指示します。

ここで、緑の旗を押してみてください。スコアとのこり時間は非表示になって、スタートボタンは表示されますがそのまま、おじさんも出てきてしまいます。

それは”おじさん1”のスプライトで緑の旗が押されたらゲームが始まることになっているからです。スタートボタンがおされたらゲームが始まるようにコードをなおしていきます。

まず”スタート”のスプライトでコードを選び
”このスプライトが押されたら””ゲームスタートを送る””隠す”
というコードを書きましょう。

次に”おじさん1”のスプライトに移ります
が押されたとき”の部分を”ゲームスタートを受け取ったとき”に変更しましょう。
そうすることでスタートボタンを押すと”ゲームスタート”の指示が出て、その指示を受け取って、おじさんが畑から出てくるということになります。

また、”ゲームスタートを受け取ったとき”にスコアとのこり時間を表示するようにしましょう。
その作業は”背景”で行います。またこの時、「カウントダウン」を行う部分のブロックを”ゲームスタートを受け取ったとき”の下に移動させるようにしましょう。

緑の旗を押し、スタートボタンを押してください。無事にゲームがスタートできたと思います。

ただ、19秒からはじまってしまうのと、いきなりおじさんが出てきてしまいますので微調整しましょう。”背景”のスプライトでカウントダウンが始まる前に1秒待つのと、
”おじさん1”のスプライトでクローンが作られはじめる前に1秒待つ指示を追加します。

これでいい感じにゲームがスタートされます。

以上で中級−1は終了です。次の記事では、おじさんを何人も同時に出してゲームを難しくしていきます。是非挑戦してみてください。
もぐらたたきゲームの作り方(中級-2)

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