スクラッチを初めて、いろいろな作品を作ると、共有していろいろな人に見てもらいたいと思うようになると思います。そんなとき、サムネイルを工夫すると自分の作った作品がより目につくようになりますが、スクラッチにはサムネイルの設定は用意されていません。この記事では、魅力的なサムネイルを表現するためのプロジェクトをに加えるある仕掛けについて解説します。
スクラッチのサムネイルのルール
そもそもスクラッチはどのようなルールでサムネイルが表現されているかというと、プロジェクトの作成者が一番最後にプロジェクトを保存したときのステージの状態が、プロジェクトのサムネイルになるのです。例えば、以下が私のユーザーページになりますが、特にボルダリングゲームはサムネイルではどんなゲームかが全くわからない状態です。
一度、自分のユーザーページがどのように見えているのか、サインアウトをして確認するのも良いと思います。
サムネイル用の背景を作る
一番最後にプロジェクトを保存したときのステージの状態が、プロジェクトのサムネイルになるということは、逆に言うとプロジェクトを終了した時にサムネイルが表示されれば良いということです。
例えば、先ほどのボルダリングゲームのプロジェクトで解説していきます。
プロジェクトに以下のようにタイトル用の新しいスプライトを追加します。
そして作成したスプライトのコスチュームにタイトルを書いていきます。
今回は以下のようにしました。
そして、このスプライトのコードを以下のように書きます。
旗が押されたら幽霊の効果が100になってタイトルが消えますが、停止ボタンを押すと復活するという仕掛けです。
実際に旗を押して、停止ボタンを押すと以下のように動きます。
もっとリッチなサムネイルを作ろう
スクラッチの描画ツールでは表現に限界があるので、本気でサムネイルにこだわるのであれば、他の描画ツールを利用して作成した画像をサムネイルにしていくというやり方もあります。
ここでは、パワーポイントを使って、リッチなサムネイル作りにチャレンジしてみます。
(パワーポイントは万能ではありませんが、とても直感的にリッチなデザインできるのでオススメです)
以下のような感じでサムネイルをデザインしてみました。バックにあるボルダリングのゲーム画像は実際のゲームシーンをスクリーンショットしています。そこに文字やイラストをのせてリッチなサムネイル画像を作ってみました。
そして作成した画像をさらにスクリーンショットして以下のようなサムネイル画像を作成し、パソコンに保存します。
次にゲームのプロジェクトに移動し、タイトルのスプライトにパソコンに保存したサムネイル画像をアップロードします。
アップロードすると、ビットマップの状態ですので、これをビクターに変換し、サイズを調整します。
これで、サムネイルが反映されたはずです。実際にサインアウトして、見え方を確認してみましょう。
コメント
サムネ用のスプライトを作る→サムネを描く→
「最前面へ移動する」を実行→
「x座標を0、y座標を0にする」を実行→
「旗が押された時→隠す」
または
「旗が押された時→幽霊の効果を100にする」のブロックを置く→
その画面で保存する
とすると、他のスプライトを隠す必要がなく、簡単にできますよ!
なるほどですね!ありがとうございます!!今度サイト更新しておきます!