今回つくるゲーム
難易度
今回はスクラッチでマリオパーティの人気ゲーム、はたあげヘイホー風ゲームを作っていきます。ヘイホーのはたをフェイントを交えながらランダムにあげて、プレイヤーがそれに合わせてはたをあげます。時間がたつにつれて、難易度をあげていく方法が今回のポイントとなります。難しいコードは使わずに作れますので、初心者の方にもオススメです。
まずは実際にゲームをプレイしてみてください。左右の矢印キーでそれぞれ赤・白の旗を上げます。何回成功できるかに挑戦しましょう。
はじめに
まず、以下をリミックスしてください
こちらにはゲームを作るのに必要な素材が揃っています。
ペンギンの動き
今回のゲームではペンギンがはたをあげますが、そのパターンは以下の8通りあります。
ペンギンはランダムに8通りのあげかたをします。
ペンギンのスプライトに移動し以下のコードを書きましょう。はたあげパターンという変数を作り、1〜8の乱数をとり、それぞれで動きを変えます。動きはブロック定義を作っておき、あとで内容を書いていきます。
成功数の変数はあとで使います。
では、それぞれのはたの上げ方のブロック定義を書いていきます。まずは1〜4です。
1〜4は最終的に白が成功のパターンです。白いはたをあげて、1秒後にプレイヤーが白いはたを上げていれば成功(クリア)となります。この1秒が反応速度になるので、ここが短くなれば難しくなります。
つづいて5〜8も定義していきます。5〜8の場合は最終的に赤が正解となります。先ほど同様、ペンギンが赤をあげたあと1秒後にプレイヤーが赤をあげていたら成功(クリアです)
プレイヤーの動き
つぎにプレイヤーの動きを作っていきます。プレイヤーは右矢印キーを押すと白をあげ、左矢印キーを押すと赤をあげます。ただし、一度あげたら変えられないようにするためにあげられるという変数を作って管理しています。ゲームオーバーを受け取ると、海の彼方に流されていきます。
徐々に難易度をあげる
さいごに、徐々に難易度をあげていきます。先ほど解説した通り、現状だと反応速度が1秒になっていて比較的余裕をもって判断できます。この反応速度を変化させていくことで、難易度をコントロールしていきます。
反応速度という変数を作ってペンギンのコードを以下のように変更します。
次に、ステージのコードに以下のようにコードを書きます。
成功数が5になると反応速度を0.7に、10になると0.5に、というように徐々に反応速度をあげていきます。また反応速度があがると、それにあわせてBGMのピッチもはやくなるようにします。反応速度が変わるたびにBGMを流し直しているのは、BGMを初めから流す方がピッチが変わったことが理解しやすいからです。
すべてのコード
以上で完成です。ペンギンの動きをキーボードで操作できるようにして、対戦ゲームのようにするのも面白いかもしれません。
すべてのコードは以下から確認できます。