今回つくるゲーム
難易度
今回はスクラッチで東方Projectのような本格的なシューティングゲームを作っていきます。これまでの記事で解説してきたいろいろな弾幕を駆使して自分だけのシューティングゲームを作っていきます。マウスの動きに合わせて弾を避けながら敵を攻撃します。敵をどのように攻撃するかも今回のポイントとなります。
まずは実際にゲームをプレイしてみてください。
はじめに
このシューティングゲームの作り方の解説をすべて行うと、すごいボリュームになってしまいますので、汎用的な簡易版から作成していきます。(簡易版でも十分に楽しめる内容になっていると思います。)
こちらにはゲームを作るのに必要な素材がすべて含まれています。
ゲームの流れを作る
まずゲームの流れを作っていきます。ゲーム管理のスプライトで以下のコードを書いてください。
以下のようにReadyという表示が3秒出てそのあとBGMが流れ始めます
敵の動きを作る
次に、敵の動きを作っていきます。敵(ペンギン)のスプライトに移動して以下のようにコードを書いていきます。敵HPという変数を作り、HPが0になるまで口をパクパク動かします。
次に、ペンギン攻撃のスプライトに以下のコードを書きます。
このコードについては別の記事で解説していますので詳しい内容についてはそちらで解説してください。
以下のように動けば成功です。
自機の攻撃を作る
次にプレイヤーの攻撃を作っていきます。プレイヤーは自機攻撃と中心の2つのスプライトで作られます。自機攻撃で攻撃をして、中心は当たり判定(敵の攻撃が中心当たると被弾)と役割を分けています。以下のようにコードを書きましょう。
これで、プレイしてみましょう。以下のように動けば成功です。
スクラッチで作れるクローンの数は300と決まっています。プレイヤーの攻撃をクローンで作ってしまうと敵の攻撃が足りなくなってしまいます。なので今回はコスチュームを変化させることで弾が出ているような演出にしています。
攻撃パターンを増やす
では、攻撃パターンを増やしていきましょう。
ゲーム管理
まず、以下のようにゲーム管理のコードを変更していきます。
ペンギン攻撃
次にペンギンのコードに以下のコードを追加していきます。攻撃を定義で作っているので、定義の中身を変えるだけでいろいろな攻撃が作れるようになります。
敵
最後に敵のコードを書いていきます。敵ごとにHPとコスチュームを変更しています。ブロック定義にしていたので簡単に作れますね。また、敵の動きは、左右の動きや円のうごきをするようにしています。
これも動きをブロック定義にしておけば自由に組み替えできて便利です。
これで、実際にプレイしてみてください。以下のようにプレイできれば成功です。
すべてのコード
解説は以上になります。すべてのコードは以下から確認できます。