先日、港区立本村小学校の4年生のみなさんにスクラッチプログラミングの特別授業を実施させていただいたので、その様子をお届けしたいと思います
つくったゲーム
今回つくったゲームは、SDGsゴミ分別ゲームです。空からいろいろな種類のゴミが降ってきて、そのゴミを「可燃」「不燃」「リサイクル」に振り分けながらキャッチしていきます。
是非、実際にプレイしてみてください。左右矢印キーでネコがゴミ収集車を動かすことができます。
授業のようす
まずはゲームで遊んでみよう
まず、はじめに4年生のみなさんに、実際にスクラッチで作ったゲームを遊んでもらいました。遊んでもらったのは、「マリオカート風レースゲーム」と「wiiフィット風パンチゲーム」です。
遊ぶだけではなくて、こういうゲームを作るには「どんな部品が必要で」「どんなプログラムが必要か」についてみんなに考えてもらいました。
土管やジャンプ台を上から下に動かすことで、カートが進んでいるように見えるというのにみんなおどろいていました!
実際に作ってみよう
SDGsゴミ分別ゲームを作るには以下のような工程が必要になります
- 収集車を左右に動かせるようにする
- ゴミを上からランダムに降らせる
- ゴミをゴミ箱に入れる
- ゴミを振り分けてポイントを入れる
- 時間制限をつける
それぞれの工程を一つずつ詳しく解説していきました。
特に「ゴミを振り分ける」部分が難しくみんな苦労していました。
SDGsゴミ分別ゲームの作り方はYouTubeでも詳しく解説しています。動画を見て是非ゲーム作りにチャレンジしてください!
みんなの感想
後日、みんなからのプログラミングの授業の感想をいただきました。学んだこと・難しかったこと・これからチャレンジしてみたいことなどしっかりと書いてくれていて、本当にうれしかったです。いただいた感想の中から一部抜粋して紹介させていただきます。
プログラミングはいろいろな部品をプログラムを使ってつくる物ということにつて知りました。そして、プログラミングはどんどんアイデアで完成させる物だという事も初めて学びました。
あまり使ったことのないブロック(◯色に触れたらなど)をどうやって使うかが分かりました。今日のプログラミングの授業で学んだことを活かして、たくさんゲームを作って色々な人に見てもらいたいです
プログラミングの学習を通して学んだことは想像することです。頭の中で想像したらプログラミングで動かすことができるからです。だから想像力を大切にしていきたいです。
自分達が普段やってるゲームが、もしプログラミングで操作されていたら、自分達が簡単にやっていたゲームの裏では、すごく細かく、どうやったら楽しいか、一つ一つの作業がとても大変だということが分かりました
いろんな工程を繰り返して、どんどんゲームっぽくするのが楽しかったです
プログラミングでゲームができることすら知らなかったので、スイッチなど普段わたしたちが身近に感じているものにもプログラミングが存在しているということが分かりました
プログラミングでは、もし完成したとしても、永遠に工夫して変えることができると分かったので、いつかプログラミングが完成した時、見直して変えられるところを探して、最初と比べてとても良いプログラミングを完成することができるといいなと思いました。
土曜日や日曜日にゲームをしている私はこの学習をして、ゲームをしている間を、少しプログラミングをしてみたいと思いました。
プログラミングは色々なところで役立っていて、大人になっても必要で、とても大切なことだと分かりました。また私が普通にやっているiPadがプログラミングで動いていると知り、作った人の努力が分かりました。
少しの間違いがとんでもなく大変な間違えになるので本当にプログラミングは奥が深いなと思いました。
みんなからもらった質問
みんなから質問ももらっていたので可能な限りお答えしたいと思います。
Q ビンゴおじさんはいつからプログラミングを始めましたか?
大人になってからです。色々やりましたが、特にスクラッチは楽しいです。私が小さいときには子供向けのプログラミング言語はなかったのでみんながうらやましいです。
Q ゲームを作るのにどのくらいの時間がかかりますか?
だいたいの動きを作るのは3時間くらいかければできますが、ゲームは細かいところの調整が面白さに影響するので、こだわればいくらでも時間を使ってしまいます。あと、バグが修正できずに何日も悩んで仕事にならない事もあります笑
Q どうしてプログラミングのYouTubeを始めたのですか?
はじめはこのブログだけで、発信していましたが、ある時突然YouTubeをやりたいと思ったんです。ちょっと前まで自分がユーチューバーになるなんて夢にも思っていませんでした。みんなも、やりたいと思ったことはやったほうがいいですよ!
Q なぜ「ビンゴおじさん」という名前なんですか?
自分の子供が保育園に通っていたときに、いつもビンゴ大会をしていたんです。そして、みんなにビンゴおじさんと呼ばれ、そのままプログラミングもビンゴおじさんでやっています。
Q プログラミングの裏技など知りたいです
色々なテクニックをYouTubeで公開しているので、是非チャンネル登録をして見てみてください笑
Q スクラッチを使えばどんなゲームでも再現できますか?
スクラッチは機能が限られているのでどんなゲームでも再現というわけにはいきません。特に最近のゲームは3Dですが、スクラッチは3Dが苦手です。頭で考えたことを、どうやったらスクラッチでも再現できるかなと考えるのはとても面白いです
Q どうやったらビンゴおじさんのようにプログラミングのゲームが作れるようになりますか?
プログラミングは全体をみるとすごく難しいですが、小さな動きの組み合わせです。まずは、自分が作りたいものを考えて、小さく作ってみてください。そしてそれをどんどんバージョンアップし、友達や家族にみてもらえば自然とどんどん上手になります。
Q ゲームのアイデアはどうやって思いつきますか?
実際のゲームをスクラッチで再現することが多いですが、今回のSDGsゴミ分別ゲームもそうですし、日常のことをゲームにするのも面白いですね。そういうアイデアは小学生の皆さんにはかなわないと思います。
Q YouTubeでおすすめの動画を教えてください
ビンゴおじさんのチャンネルでみんなにおすすめな動画は、最近だと、「クレーンゲームの作り方」です。コードが分かりやすいので、誰でも挑戦しやすいと思います。是非作ってみてください。
Q どうして丸一日ユーチューバーにならないのですか?
宝くじでも当たったら、丸一日ユーチューバーになりたいと思います笑
教育委員会・学校関係のみなさまへ
「ビンゴおじさんのスクラッチ教室」はプログラミングスキルの向上だけではなく、子供たちにプログラミングを通して創造すること(クリエイティブ)の楽しさを伝えたいという思いで運営しています。少しでも多くの子供たちに接して、より明るく楽しい未来を一緒に作っていきたいと思っていますので、是非お気軽にお声かけいただければと思います。
今回の特別授業は、港区教育委員会の皆様、本村小学校教職員の皆様のお力添えがあって実現できました。この場を借りてお礼申し上げます。
コメント
うわぁビンゴさん(確信はしていないけど)かっけー()
それほどでも笑