今回つくるゲーム
難易度
この記事でも順番に作り方を解説しますがくわしくははYouTube動画で確認してください。
まずゲームをプレイしてみましょう。
選手(ペンギン)の動きをつくる
ペンギンのコスチュームをつくる
まずは、今回、選手として使うペンギンのコスチュームを作っていきます。下図のように、まずはネコを削除し、ペンギンのスプライトを用意します。
つぎにコスチュームを作っていきますが、正面向の二つは不要なので消して、横向きのコスチュームを右クリックで複製します。
そして1つめの横向きのコスチュームを変形して、鉄棒にぶらさがっている状態を作ります。手をうえに伸ばし、その手の先がコスチュームの中心に来るように全体をずらします。これで鉄棒を中心に回転させることができるようになります。
それ以外に以下のように4つの姿勢をつくります。この4つは中心は体のまんなか(もともとのまま)にしておきます。
※ひとつめに作ったぶらさがりのコスチュームの名前は「ぶらさがり」にしておきましょう。
ペンギンのコードを書く(とびだす前)
ここまでできたら次にペンギンのコードを書いていきます。以下のようにコードを書きましょう。
これで旗を押すと手の先を中心に5回まわります。この後に鉄棒をとびだして着地するまでのコードを書いていきます。
鉄棒とマットを描く
そのまえに、鉄棒とマットを書きます。新しいスプライトで鉄棒とマットのスプライトをつくります。
鉄棒
x=0,y=0のときにちょうど手の先に鉄棒がくるように以下のようにコスチュームを描きます。
また、鉄棒のコードには以下のように常に最前面に来るとだけ書いておきましょう。
マット
つぎにマットも同じようにx=0,y=0のときいい感じになるようにマットを描きます。
ペンギンのコードを書く(とびだした後)
つぎにペンギンのコードにもどってとびだしたあとを作っていきます。コードは以下のように書いてください。これで1回宙返り5回ひねりの大技が繰り出されます
もし着地がうまくいかない(斜めで着地してしまう)場合はマットの高さを微調整することでなおります。
これでペンギンの動きは完成です。
タイミングのゲームをつくる
次に、スコアを決めるタイミングのゲームの部分をつくっていきます。太鼓の達人やリズムゲームみたいなものですね。
ターゲットをつくる
まずはターゲットをつくります。以下のように60×60の円をつくります。
コードには以下のように書き、左下の位置に固定します。
矢印を上から落とす
スクラッチにもとからある矢印のスプライトを追加し、コスチュームの名前は「右」「左」「下」「上」に変更しておきましょう。
以下のようにコードを書きます。y座標を-10ずつ変える、というようにせず、タイマーを使うのがポイントです。それによって細かな位置を計測できます。
着地が乱れる
最後に、スコアによって着地が乱れるようにしていきます。このゲームでは、以下のように定義します。
15点以上 :ぴたっと着地(金メダル)
14点〜14.999点:1歩乱れる(銀メダル)
13点〜13.999点:2歩乱れる(銅メダル)
13点未満 :ずっこける(ランク外)
これにそってコードを書くとこのようになります。
追加の部分を拡大するとこのようになります。
金・銀・銅・ランク外を表示する
最後に、金メダル・銀メダル・銅メダル・ランク外のコメントを受け取った時に、メダルの画像を表示するようにしましょう。以下のように、スプライトを追加して、それぞれのコスチュームを描きます。以下では文字で書いていますが、メダルのイラストを描くのもいいと思います。
そして、コードに以下のように書きます。
これで完成です。背景をつけたり、効果音をつけたりしてみましょう。
すべてのコードはこちらから確認できます。
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