スクラッチ ゲームマスターへの道(問題集) レベル7・8

ゲームマスターへの道

スクラッチでゲームをつくるための練習をゼロからはじめていきます。今回は見た目と音(BGM・効果音)について学習します。ゲーム作りに欠かせない初期値4点セットはとても大切な考え方なのでマスターしましょう。しっかりと基礎を学習すればどんなゲームでも作れるようになれます。スクラッチゲームマスターを目指してがんばりましょう!

レベル7:見た目をあやつる

ここまでは左側の🔵動き」を中心に学習してきました。今回は「🟣見た目」について学んでいきます。

問題1:ネコが消える

以下のとおりに動くようにコードを書きましょう

ルール

🏴を押すと左端(x:-240,y:0)からx方向に動くが、途中で消える

🏴を押して動きを確認しよう

ネコのスプライトに以下のコードを書けば正解です

正解のコードをみる

”表示する”・”隠す”はゲームを作る上でとてもよく使うコードです。これまではわざわざ最初に”表示する”というコードを書いていませんでしたが、今後は必ず”表示する”を入れる習慣をつけましょう。

ちなみに、画面下のコントローラー部分でも”表示”・”隠す”の設定が可能です。ここで”隠す”を押していても、🏴を押すとコードの指示か優先されてネコは表示されます。

問題2:もぐらたたき

以下のとおりに動くようにコードを書きましょう

ルール

🏴を押すとランダムな場所にネコが現れてジャンプして消えるを繰り返す

ネコのスプライトに以下のコードを書けば正解です

正解のコードをみる

このテクニックを応用して作れるのがもぐらたたきゲームです。もぐらたたきゲームは一番最初に作るゲームとしてとても適していますので、ある程度まで学習できたらチャレンジしてみてください
もぐらたたきゲーム

問題3:大きさを決める

以下のとおりに動くようにコードを書きましょう

ルール

🏴を押すと右上に左向きのネコが50%の大きさで表示される

ネコのスプライトに以下のコードを書けば正解です

正解のコードをみる

”位置”・”向き”・”大きさ”・”表示・隠す”は初期値の4点セットです。ゲームを作るときにこの4点セットを常に意識して作るようにしましょう。画面下のコントローラーでもこの初期値を操作することができますが、ここにデタラメな数字が入っていても、🏴が押されると正しい初期値に戻ることができます。下の動画を参考にしてください。コントローラー部分に注目すると、🏴を押すと数値が変わることがわかると思います。


問題4:手前にせまってくる

以下のとおりに動くようにコードを書きましょう

ルール

🏴を押すと画面おくから手前にネコがせまってくる

ネコのスプライトに以下のコードを書けば正解です

正解のコードをみる

画面奥から手前に来るにしたがって大きくなるのは遠近法の原理です。マリオカートのようなレーシングゲームもこの原理を使っています。

マリオカート風ゲーム

問題5:ネコついに歩く

以下のとおりに動くようにコードを書きましょう

ルール

🏴を押すとネコが歩いて左右の壁を行ったり来たりする

ネコのスプライトに以下のコードを書けば正解です

正解のコードをみる

コードの横に、コスチュームのタブがあるので開いてみましょう。すると、ネコのコスチュームは2つ用意されています。この2つのコスチュームを順番に表示することで歩いているように見せることができます。パラパラマンガの原理ですね。表示する間隔(上記では0.3秒)を長くすればゆっくり動き、短くすれば早く動くことになります。

今回、移動する動きとコスチュームを変更する動きを別のものとして書いていることもポイントです。例えば以下のように一緒に書いてしまうと、カクカクした動きになってしまいます。3歩動くのも0.3秒待つことになるからです。

今回のように🏴が押された時に同時に2つの処理がまわることを並行処理といいますが、ゲーム作りでは多様するので、1つのコードにまとめた方がいいのか、並行処理をした方がいいのかを考えながらコードを組むようにしましょう。

レベル8:音をつける

今回はゲームには欠かせないBGMと効果音のつけ方を学習していきます。

問題1:BGMを流す

以下のとおりに動くようにコードを書きましょう

ルール

🏴を押すと原点でネコがクルクルまわり、BGM”Dance Sitar”が流れる

パソコンのボリュームをONにしてから下の完成例を確認してください

ネコのスプライトに以下のコードを書けば正解です

正解のコードをみる

BGMの追加は”音”のタブから”音を選ぶ”を選択して好きな音を選びます。今回はループのカテゴリの中にある、”Dance Sitar”を選択します。一連の動作は以下の動画を確認してください。

今回も、レベル7問題5と同様にネコの動きとBGMは並行処理にしています。

問題2:効果音を入れる

以下のとおりに動くようにコードを書きましょう

ルール

🏴を押すとどこかにネコが出現し、ジャンプする。ジャンプをするとき効果音”Jump”を入れる

ネコのスプライトに以下のコードを書けば正解です

正解のコードをみる

効果音を鳴らす時に、下のように”終わるまで音を鳴らす””音を鳴らす”の2つの方法があります。”終わるまで音を鳴らす”にすると、音がなり終わるまで次の指示を待つことになります。

試しに、今回のコードを”終わるまでJumpの音を鳴らす”に変更してみてください。Jumpの音が鳴り終わってからジャンプするので、少し奇妙な感じになってしまうのがわかります。

Jumpの効果音は”効果”タブの中にあります。

問題3:音を収録する

以下のとおりに動くようにコードを書きましょう

ルール

🏴を押すとネコがマウスポインターをずっと追いかける。1秒ごとに”待てー”と言う

ネコのスプライトに以下のコードを書けば正解です

正解のコードをみる

オリジナルの音を収録するには”音”のタブから”録音する”を選択して声を録音します。収録からコードに埋め込むまでの一連の動きは以下のとおりです。


スクラッチには最初からいろんな効果音が用意されていますが、ゲームを作っているとここにはない音を使いたくなることもあります。そんなとき自分で録音する以外にも、他の人が作ってくれた音を使うということもできます。”音”のタブから”音をアップロードする”を選択してアップロードを行い使用します。ただ、著作権の問題で使ってはいけない曲もありますし、使っていい曲も使用上の注意があるのでこちらの記事を参考にしてください。

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