スクラッチでゲームをつくるための練習をゼロからはじめていきます。今回は矢印キーやスペースキーを押したり、条件に応じてキャラクターを動かす練習をしていきます。しっかりと基礎を学習すればどんなゲームでも作れるようになれます。スクラッチゲームマスターを目指してがんばりましょう!小学生はお父さん・お母さんと一緒にチャレンジすることをおすすめします。
レベル9:ボタンを押すと動く
ここまではを押したら自動的に動く動きのみ作ってきましたがここでは、矢印キーやスペースキーを押した時に動きがつくようにします。ゲームでは必ず使うのでマスターしてください。
問題1:スペースキーを押してスタートする
以下のとおりに動くようにコードを書きましょう
ルール
を押すと原点で待機
スペースキーを押すと左右の壁を行ったり来たり歩く
ネコのスプライトに以下のコードを書けば正解です
正解のコードをみる
ゲームを作る時にを押していきなりゲームが始まると唐突な感じがしてしまいます。このようにボタンを押してスタートする場合もあればカウントダウンがはじまりスタートする場合もあります。
問題2:矢印キーで左右に動く
以下のとおりに動くようにコードを書きましょう
ルール
を押すと原点で待機
右矢印キー:右を向いて移動
左矢印キー:左を向いて移動
ネコのスプライトに以下のコードを書けば正解です
正解のコードをみる
左右に歩く動きは他にもいろいろなコードの書き方があります。今回のコードは実はあまり良いコードではありません。このあとレベル 10ではもし●●ならというブロックを使って左右に歩く動きを作っていきます。そして●●キーが押された時のブロックを使った場合は以下のコードが最適なコードとなります。同じ動きでもいろいろなコードの書き方があります。慣れてきたらいろいろなscratcherの人のコードを見て自分にあったコードを見つけるようにしましょう。
問題3:スペースキーでジャンプ
以下のとおりに動くようにコードを書きましょう
ルール
を押すと原点で待機
右矢印キー:右を向いて移動
左矢印キー:左を向いて移動
スペースキー:ジャンプ
問題4:ネコを押すと飛ぶ
以下のとおりに動くようにコードを書きましょう
ルール
を押すと1秒ごとにネコがどこかに出現する
ネコをクリックすると「ニャー」と行って上に飛んでいく
ネコのスプライトに以下のコードを書けば正解です
正解のコードをみる
今回作ったものはもぐらたたきゲームの基本的な形ですが、実際のもぐらたたきは同時に数匹のモグラが出現します。そのためにはクローンという機能を使う必要が出てきます。クローンの考え方はゲームには欠かせませんので今後詳しく解説していきます。
レベル10:条件文「もし●●なら」をマスターする
今回はゲーム作りで最も大切といっても過言ではない”条件文”について学習していきます。
問題1:マウスに触れるとクルクルまわる
以下のとおりに動くようにコードを書きましょう
ルール
を押すと原点(x:0,y:0)に行き、マウスに触れるとクルクル回る
旗を押してネコのうえにマウスポインターを置いてみよう
ネコのスプライトに以下のコードを書けば正解です
正解のコードをみる
この[ずっと]で[もし・・]を挟み込む型はとてもよく使います。特に、[ずっと]で挟み込むのを忘れがちですので注意するようにしましょう
問題2:画面の端で消える
以下のとおりに動くようにコードを書きましょう
ルール
を押すと原点から右に進み、端で消える
ネコのスプライトに以下のコードを書けば正解です
正解のコードをみる
「端に触れると消える」というのは端にネコのヒゲが触れただけでも消えてしまいます。それを避けるためには、以下のようにもし x座標>240 ならという条件文を使います。これは演算ブロックと言いますが、演算ブロックに関してはまた改めて詳しく解説していきます。
問題3:矢印キーで左右に動く
以下のとおりに動くようにコードを書きましょう
ルール
を押すと原点で待機
右矢印キー:右を向いて移動
左矢印キー:左を向いて移動
ネコのスプライトに以下のコードを書けば正解です
正解のコードをみる
以下のようなコードを書いた人もいるのではないでしょうか。これでも動きは作れますが、移動とコスチューム変更は並行処理をした方がいいというのは、レベル7問題5でも解説した通りです。
問題4:ダッシュ&ジャンプ(その①)
以下のとおりに動くようにコードを書きましょう
ルール
を押すとネコが左右の壁を往復する
スペースキーを押すとその場でジャンプする
ネコのスプライトに以下のコードを書けば正解です
正解のコードをみる
もし●●なら・・・でなければ・・・は場合分けと言い、いろいろな場面で使われます。例えば、ジャンケンをして「もし勝ったら次に進む、でなければゲームオーバー」のようなことです。私生活でも「もし平日なら学校へ行く、でなければ休む」のような場合分けがありますね。
問題5:ダッシュ&ジャンプ(その②)
以下のとおりに動くようにコードを書きましょう
ルール
を押すとネコが左右の壁を往復する
スペースキーを押すと進行方向に向かってジャンプする
ネコのスプライトに以下のコードを書けば正解です
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同じ動きでも問題4では場合分け、問題5では並行処理にすることで、動き方が変わったのがわかると思います。ゲームを作る時に、場合分けなのか並行処理なのかはとても重要になってきます。
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/2022/03/09/game_master_9-10-2/
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