今回つくるゲーム
難易度
この記事でも順番に作り方を解説しますがくわしくははYouTube動画で確認してください。
まずゲームをプレイしてみましょう。
マリオメーカーの考え方
まずは、マリオメーカーの考え方から解説します。これまでに、何度かスーパーマリオの作り方をこのサイトやYouTubeで紹介してきました。
このマリオの作り方はおおまかにいうと以下の手順になります。
これはマップチップと呼ばれる主砲になりますが①と②の作業がかなり大変で、一回作ったコースを変更するのも時間がかかってしまうことが難点でした。今回はこの①と②の作業をスクラッチ上でやってしまおうという試みです。
つまりこういうことになります。
マリオメーカーのガイド(背景)をつくる
では、まずブロックを配置するためのマリオメーカーのガイドを作っていきます。ステージで以下のようなコスチュームを作ります。これはスクラッチにもともとある「Xy-grid-20px」という背景を半分にして横に二つ繋げ合わせています。そうすることで、1マスが10px×10pxの正方形を横に48列敷き詰めることができます。さらに、縦を12行にするために上の6行は白い四角で隠しています。
そして、コードは以下のように幽霊の効果で半透明にしておくと、ガイドの感じが出ます。
選択用ブロックを作る
次にガイドの上に並べる選択用のブロックを作っていきます。このブロックをクリックしてグリッド内に配置していきます。
コスチュームを作る
まずはコスチュームです。以下のように4種類のブロック(ブロック、はてな、土管、旗)を作り、さらに、”消す”のボタンも作ります。作るときはブロックとはてなは31×31で作成し、土管や旗は大きめにつくります。
コードを書く
次に以下のようにコードを書きます。これで選択用ブロックをガイドの上において、クリックすると選択できるようになります。
配置用ブロックを作る
次に配置用ブロックを作っていきます。先ほどの選択用ブロックを選んで、ガイドの好きな場所をクリックすると配置できるようにします。
コスチュームを作る
まずはコスチュームを作ります。先ほど作った選択用ブロックを加工して、10×10におさまるようにミニチュアを作ります。土管や旗も変形してミニチュアにしてください。
コードを書く
次に、コードを書いていきます。クリックしたガイドの位置が何列目・何行目になっているかはこのように算出します。
それをふまえ、以下のようにコードを書くとガイドに選択したブロックを配置していけるようになります。
このようにブロックを配置できれば成功です。
配置したコースをリストにする
つぎに配置したコースをリストにしていきます。考え方としては、完成ボタンをつくり、ボタンを押すと以下のように小さい赤い丸が1マスずつ何のブロックが配置されているか調査していきます。その調査結果をリストにするということです。
完成ボタンをつくる
まずは完成ボタンを作って、ボタンを押したらリスト作成が始まるようにします。
調査用の赤マルを作る
以下のように新たなスプライトを作り、コスチュームに5×5の円を作ります。
調査用のコードを書く
つぎに調査用のコードを書きます。それぞれのブロックの色を指定して、その色に触れたら、リストにそれぞれ数字を記入していく仕組みです。
マップ作成の定義を作るときに”画面を再描画せずに実行する”にチェック入れることで一瞬で調査を完了させることができます。
すべてのコード
ここまでできれば、あとは、別で解説しているマリオの作り方を参考にマリオを作ることができます。マップチップを使うゲームはすべてこのやりかたで作れますので、是非オリジナルゲームを作ってみてください。
全てのコードはこちらから確認できます。
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